＃ 圭一さんの新しいルバーブと音や金時

二ヶ月前、ツイッターで偶然目に留まった「シタールみたいな楽器を
売りたい人がいる」って書き込み。友人に宛てて書かれたものだけれど、
K１さんが「アフガンタンブールだったりして」と興味を示したので、
反応してしまったら写真を送ってくれた。見たらアフガンルバーブだった。
ただ、ルバーブは首が逝ってるものも多く、演奏に使える物かどうかは
実際に見てみないと分らない。という事で、元々の書き込みの宛名だった
S太郎君と、持ち主のS澤さんが、楽器を持って我が家にやって来る事に。

ルバーブの入手経路を訊いた所、「父がペシャワール会のワーカーで
現地に居て、持ち帰った」のだそう。ペシャワール会の元現地ワーカーなら、
友人に何人か居るので、数名の名前を挙げてみた所、共通の知り合いが
居る事も判明。知り合いなんてもんじゃなくて、お互いに色々と
お世話になりまくっている間柄である事なども判明。

肝心の楽器は、と云うと、調整の必要は多少あったものの、
今K１さんが使っている物よりも格段に音も良く、保存状態も良好で、
充分コンサートで使える物だった。
S太郎君も欲しそうにしていたけれど、「そんなに良い楽器ならば
本職の方こそが持つべきだと思うから」と泣く泣く譲ってくれた。
ありがとう。という訳で晴れて新しいルバーブが家族の一員に。

そうこうしている内に、お茶の水の明大で開催中だったペシャワール会の
写真展に行き、元ワーカーのY君やK野さんと、ルバーブを持って来た
S澤さんのお父さんのお話などをしていたら、Y君が「そのルバーブ、
S澤（父）さんが、日本に居る娘さんに是非プレゼントしたい
というので、僕と一緒に買いに行ったんですよ」と云うではないか。

実はそのY君、これも偶々私がmixiで彼が撮って来たアフガニスタンと
パキスタンの写真を見つけて気に入ったので、写真展と演奏会の
コラボをさせて貰ったり、一緒に呑んだりしている間柄。
我々が選んだ彼の写真の中に、その佇まいに惚れ込んで展示させて
貰った、「ダブガリロードのルバーブ職人」という写真がある。

なんと今K１さんの手元にあるルバーブは、この写真の職人さんが
作ったものだったのだ。
全く違う所から舞い込んだ話が、パッと繋がったその瞬間、ちょっと
鳥肌が立つ感じがした。

いずれにせよ、とても音と響きの美しいルバーブで、
これからのちゃるぱーさには欠かせない楽器となるだろう。

　＊　＊　＊　＊　＊

という訳で、この楽器、1/27（金）の音や金時でデビューします。
実は昨年のクリスマスイブに、陸前高田の長洞元気村でプレデビューを
しているのですが、フルライヴでの使用は今回が初めて。
宜しかったら是非聴きにいらして下さい。

★1/27（金）ちゃるぱーさ＋寺原太郎＠西荻窪・音や金時
18:30open 19:30start 2,600yen
出演：ちゃるぱーさ＋寺原太郎＝ちゃるたろう
佐藤圭一（アフガンルバーブ）、やぎちさと（歌と太鼓）
寺原太郎（バンスリ）
杉並区西荻北2-2-14 喜志コーポB1 TEL: [phone]
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/
ご予約は取っておりませんので直接お出掛け下さい。


ルバーブ職人の写真を撮ってくれたY君も、この偶然を喜んで
くれた様で、ブログに書いてくれました。
写真、無断転載ごめんなさい。嬉しくて、つい。
http://andiwar.exblog.jp/14088072/